特集 医師急増時代と病院
地域における医師適正数の考え方—兵庫県における調査を中心として
浜西 寿三郎
1
Jyusaburo HAMANISHI
1
1兵庫県医師会
pp.932-934
発行日 1984年11月1日
Published Date 1984/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208439
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最近医師の急増,過剰養成の問題がクローズアップされ,世間の耳目を集めるようになるとともに,これに関連して,しからば適正な医師数とはいくら位か,という問題も併行して識者の話題となってきた.
適正な医師数については,過去多くの識者がそれを示しているが,昭和44年6月,自民党「国民医療対策大綱」は,昭和60年までに人口10万人対150人位を必要とするとし,これを受けた形で厚生省も45年7月,60年をめどに人口10万人に対し最少必要な医師数を150人として医師を養成する要ありとして,これに応じて医科大学の定員を1学年6,000人に引き上げる必要ありと発表した.ちなみに,45年当時の1学年定員は4,380人であった.
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