特集 老人病院の実情と課題
ケースレポート
当院の活動と運営管理の実際
老人保健法以後の苦闘と今後の展開—霞ケ関中央病院
斎藤 正男
1
Masao SAITO
1
1医療法人霞ケ関中央病院
pp.669-672
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208371
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老人医療専門病院として
昭和47年11月「老人にも明日がある」を事業理念に据えて,県内最初の老人医療専門病院として開設.現在120床,常勤職員90名,非常勤職員20名,基準看護,寝具,給食サービス実施.病床利用率は,年間を通して100%に近く,内科的治療とリハビリテーションを併行し,治療病院としての機能の充実に力を注いでいる.対象患者の80%は脳卒中後遣症で,平均在院日数は逐年延びており,本年3月末現在調べでは168日.平均年齢は,75.4歳である.
次に,7年前に,当院が推進母体になって,同じ市内に,特別養護老人ホーム「真寿園」定員88名を建設し,地域サービスとして在宅老人機能回復訓練事業,在宅老人短期保護事業,生きがい対策事業としての工房真寿窯の併設,デイサービスセンター事業の4つを実施し,当院は協力病院としての役割を果たしている.
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