グラフ
難しい規約より"ヨオッ"と言える人間関係を—昨年オープン病棟を併設した多治見市民病院
pp.645-650
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208365
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名古屋から中央本線で約30分,庄内川(土岐川)に面する陶器の町の多治見市民病院は,昨年10月,地域の開業医師に病院のベッドを開放する,いわゆる開放型(オープン)病棟併設に踏み切り,新しい対応を摸索する全国の病院の関心を集めている.当院のオープン化は,44年にオープン病棟を開設した市立小樽病院に次いで,公的病院としては我が国で2番目.そこで,オープン化の一環として市医師会と合同の勉強会が催されるという日,当院を訪ねた.
最近,周辺人口が急増している多治見市には3次医療を担う県立病院と2次医療を担当する市民病院という二つの公的総合病院があるが,その中で市民病院は重装備の県立病院に比べ,機動力に富んだ小回りのきく病院を目指してきた.市民病院の発足は昭和22年,その後増床を重ねて現在250床.診療科は内科,外科,整形外科,産婦人科,小児科,眼科,耳鼻咽喉科,口腔外科,放射線科,理学診療科の10科.外来1日平均患者数550.
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