ケーススタディ・人の管理
無責任な診療をする医師の処置を訴えたところ希望しない病棟に異動させられた看護婦
pp.510-511
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208332
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〔事例〕
私の勤務していた病棟のA医師の治療方針や治療法には目に余るものがあり,どのように対応したらよいか一看護婦として悩んでいた.
A医師は20数年の診療経験があり,当院(総合病院)に10年以上勤務している,ある専門科の医長である.A医師に対する病院内の評価は極めて芳しくなく,その科への患者の紹介を避けている様子からも医師集団の中でも信頼されていないことがうかがえる.しかし,病院としては当院の主流を占める医大の出身者でもあるA医師に対して何らの対策をとるでもなく,黙認している.
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