事務長のページ・病院の運営管理
内部医療審査制と事務長の役割
花村 哥吉
1
Utakichi HANAMURA
1
1長野県厚生連篠ノ井病院
pp.624-625
発行日 1983年7月1日
Published Date 1983/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208075
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当院では昭和50年以来「中央管理の推進」という業務改革の旗印を掲げ,全病院的視野から病院業務の見直しと改革を行ってきた.患者ニーズを模索し,経営効率を高め,高い質の医療を効果的に地域に提供するために調査研究,企画,教育,組織整備,業務運営を行ってきた.換言すれば産業界で言うTotal QualityControl (TQC)を行ってきた.
中央管理推進の一環として設立された各種委員会の一つとして内部審査委員会を設置し,病院業務の内部牽制を行った.したがって与えられたテーマの医療審査体制より審査対象は広い.医療すなわち医師を中心とする診療行為及びそれと密接な行為の他に,生活業務,管理業務全般に及んでいるが,そのうち与えられた課題の部分を記述したいと思う.
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