特集 老人保健法と病院医療の展開
インタビュー
老人保健法のねらいと病院医療
谷 修一
1
,
一条 勝夫
2
Syuichi TANI
1
,
Katsuo ICHIJO
2
1厚生省公衆衛生局老人保健部老人保健課
2自治医科大学
pp.569-574
発行日 1983年7月1日
Published Date 1983/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208056
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一条 この2月に老人保健法が施行され,これに関連して老人の診療報酬点数が設定され実施されることになりました.一部負担ということだけならば,それほど問題ないと思ったわけですが,老人診療報酬点数ということで思いきった点数の「まるめ」が行われました.特に問題は老人病院という新しい構想が出てきたことでしょう.特例許可病院と特例許可外病院という二つの形ができ,一つ一つ病院が影響を受けるようになった.
そういうことで,今,病院はいろいろな疑問や不安が出てきて,将来の方向や現実の対応に混乱があるようです.今日は,老人保健法そのものよりも,そこから展開される老人医療を中心に伺いたいと思います.
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