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「脳死シンポジウム」開催される—日本移植学会主催で
編集室
pp.252
発行日 1983年3月1日
Published Date 1983/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207981
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医学はME機器や人工臓器の出現によって大きく変貌してきている.特に臓器移植の研究によって,従来の個体死の概念—散瞳(対光反射消失),呼吸停止,心音停止—が揺らぎ,新しく「脳死」が問題となってきた.では,「脳死」とはどのようなものか,「脳死」を死と認めるかどうか,など十分に論議されなければならないだろう.
去る2月12日,日本移植学会の主催で,東京の霞ケ関ビル・東海大学学友会館で一般市民を対象に「脳死に関するシンポジウム」が開催された.このシンポジウムには全国から,移植関係の医学者・医師,法学者,報道関係者,一般市民など2百数十名が参加した.以下,シンポジウム各演者の発言内容と討議をまとめて紹介する.
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