病院精神医療の展開
病院精神医療チームにおける作業療法士の役割
小林 夏子
1
1国立東京病院付属リハビリテーション学院
pp.1079-1083
発行日 1982年12月1日
Published Date 1982/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207908
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昭和40年(1965年)に理学療法士及び作業療法士法が定められて以来,ようやく今年で17年目である.この間に1,252名の作業療法士が誕生したが,受け入れる現場からすればまだ十分になじみ深い職種とは言い難い.多分に新参の未知の部門と映るのではないかと思う.リハビリテーション医学の発展につれて加速度的に養成数が増えているものの(後述の教育背景をご覧いただきたい),作業療法士とは一体いかなる職業であるのか,また精神科領域での医療チームの一員としてどのような役割を担うのか,などの問いかけに対して,以下の小文でできる限り明らかにしていきたい.
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