事務長訪問
東京都・北部セントラル病院 宮西清睦事務長
本誌編集室
pp.1057
発行日 1982年12月1日
Published Date 1982/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207900
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今回は,ある方から大変真面目な考え方で病院運営に取り組んでいる薬剤師出身の事務長さんがいるとお聞きして,北区の北部セントラル病院,宮西さんを訪ねた.この北部セントラル病院は,昭和20年内科診療所として開設され,40年に病院になり,現在病床数67床,診療科は内科,小児科,外科,職員56名,外来一日平均患者数200名という規模の個人病院である.この病院は絶対広告をしない主義だそうで,私も少々道に迷ったのだが,玄関を入ると待合には患者さんが溢れていて,良い医療をしていれば,自然に広がるという病院の考え方が裏付けられているという第一印象だった.
このセントラル病院に宮西さんが入ったのは昭和44年.「私は元々薬剤師だったので,薬関係の会社をやっていた.それが,3年の約束で手伝ってくれないかと誘われて事務長として入りました.元の会社で病院に出入りもあったので,事務長は何をすべきか分かっているつもりでいたが,半年くらいはぼけーと見ていました.」と就職のいきさつを語られた.
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