小特集 院内診療各科の協力体制
鼎談
院内診療各科の連携—順天堂大学病院における協力体制を中心に
塩川 優一
1
,
川北 祐幸
2
,
中島 章
3
1順天堂大学病院
2順天堂大学病院管理学
3順天堂大学眼科
pp.841-847
発行日 1982年10月1日
Published Date 1982/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207845
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緊密なヨコのつながり■
川北(司会) 各科の協力は組織医療になってくればくるほど,だんだん大事になってくると思っております.
順天堂大学病院では昔から,先生方も診療各科間の連携が多いほうだと考えられていると思っております.私も実は,病院の中で,じゃあ一体協力がどれくらい行われているのか,今消化器内科で調べているんですが,まだ結論は出ておりませんけれども,ざっと見ていくと,40%ぐらいはほかの科に必ず診てもらっているということなんです.ただ,これは調べるのが大変難しい.というのは,内科で糖尿病で関係があって眼科へ行っている場合と,入院していてたまたま眼が悪いからついでに診てもらいたいというのもある.後者は協力というのとはちょっと違います.大変区別は難しいが,実際医療をしていく場合に,どういうような形で対診が必要になってくるか,塩川先生からお話を伺いたいと思います.
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