特別寄稿
トータル搬送システムの設計—神戸市立中央市民病院のソフトウエア(その2)
栗原 嘉一郎
1
,
中野 明
2
1筑波大学芸術学系
2大阪市立大学工学部
pp.309-314
発行日 1982年4月1日
Published Date 1982/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207714
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搬送経路及びステーションの計画■
前節(本誌41巻2号131頁参照)までで設定された物品供給システム及び物流の清汚管理方式に基づいて物品が搬送されることとなるが,それぞれの物品が院内のどの場所を通って運ばれるかは,搬送システム計画が建築設計と最も深くかかわる部分である.
本システム設計では物流のうちの主要な部分,すなわち1階の物品供給部門と各使用部門との間の物流について,前提的に示されていた新病院の平・断面計画を参考にし,物品取扱いステーション及び搬送機のステーションを設定するとともに,設定されたステーションを結ぶ搬送ルートを計画した.
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