特集 設備投資と技術革新
技術革新の現状と将来
人工臓器について
大坪 修
1
1東京大学医科学研究所付属病院人工臓器移植診療科
pp.566-567
発行日 1981年7月1日
Published Date 1981/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207504
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医療における技術の進歩は,目ざましいものがあり,同時に設備,医療器械の革新も年々速度を増してきている.特に人工腎臓,人工心肺など人工臓器は,近年開発されたばかりでありながら,その臨床への応用化と普及ぶりは想像以上のものである.
現在臨床的に用いられている人工臓器といえば,循環系の人工心肺,補助心,ペースメーカ代用血管や代謝系の人工腎臓,補助肝,人工膵臓,運動系の人工骨頭,関節などがあるが,義歯,コンタクトレンズ等も含めればいかに人工臓器が多様であるかが分かる.そこで,病院の設備として,治療機器としての人工臓器に重点をおき,技術革新の現状と将来について述べる.
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