特集 設備投資と技術革新
技術革新の現状と将来
手術機器について
都築 正和
1
1東京大学医学部附属病院中央手術部
pp.563-565
発行日 1981年7月1日
Published Date 1981/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207503
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はじめに■
手術(本項では麻酔を含めて論ずることにする.)に使用される機器類には,リスター(Lister),コッヘル(Kocher)の古典的外科手術の時代からほとんど変わらない形で使用されている手術機具(Surgical instrument)と,現代の技術革新に基づく複雑高度の手術用機器類—手術用顕微鏡,TVシステム,人工心肺,補助循環装置,電算機化モニター,レーザー装置等—に大きく分けることができる.
今日の進歩した手術に関する機器類について論ずる時,手術そのものに直接使用される機器のみでなく,それに関係した設備類(空調設備,医療用ガス配管設備,電源設備,放射線機器用設備など)についてもバランスのとれた配慮が必要となる.
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