座談会
新しい手術場の設計
都築 正和
1
,
石丸 健雄
2
,
井上 宇市
3
,
伊藤 誠
4
,
古橋 正吉
5
,
牧野 永城
6
1東京大学中央手術部
2病院管理研究所
3早稲田大学理工学部建築学科
4千葉大学工学部建築学科
5東京医科歯科大学手術部
6聖路加病院外科
pp.1163-1177
発行日 1974年10月20日
Published Date 1974/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206123
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編集室 手術場は外科医の仕事場ですから,手術場についてもよく知つていなければならないんですが,ところが手術室がどんな構造でできていて,設計上どんな配慮がなされているか,その背景にある原理はどういうものであるかとか,そういうことを知らない外科医というのは案外多いように思います.
現在,手術場をつくるというときに,予算に制限がなければ,それこそりつぱなものができるだろうと思うんです.しかし現実には予算の上での限界もあることですし,単に理想的な夢のような手術場の設計をおききしても実際の参考にもならぬことですから,理想的な手術場の話も織りまぜて話して下さつても結構ですが,今日の話の焦点はあくまでも現実的に,近代病院として手術場をつくるときの条件といつたことに置いていただきたいと思います.では司会の牧野先生よろしく.
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