病院管理の工夫
トイレのスペースを利用した浣腸用ベッド
賀川 弥寿栄
1
1兵庫県立柏原病院
pp.512-513
発行日 1981年6月1日
Published Date 1981/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207491
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当院は,昭和28年に県立の結核療養所として病床数300の規模で発足したが,その後胸部外科,抗結核剤の発達等によって,結核患者が著しく減少したため,地域のニーズに応えて次第に一般病院へ移行し,昭和48年より県立柏原病院と名称を変更し,名実ともに丹波地域の基幹的中核病院へと発展しつつある.このたび県の施策として全面改築が計画され,昭和53年度より3期に分けて工事が進められ,54年7月には,第1期工事として,4看護単位の病棟,給食部,気缶室,電気室等が完成し,56年6月には第2期工事として管理部,救急部,薬剤部,中材,手術棟,透析,3単位の病棟等が完成予定となっており,更に第3期には外来棟,検査,放射線科などすべてが完了の予定となっている.
完成の暁には,50床の結核病棟ならびに準3次救急部門を含む350床の基幹病院として,その機能を遺憾なく発揮し地域医療に貢献することになる.
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