実務のポイント 図書
貸出業務—相互貸借サービスを併せて
山室 真知子
1
1京都南病院図書室
pp.790-791
発行日 1980年9月1日
Published Date 1980/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207251
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利用者と図書室との直接的な接触によって行われる貸出業務は,図書室業務の中でも重要な業務の一つであり,その図書室の機能や図書室職員の専門性が最も端的に問われるものである1).特に,担当者の少ない病院図書室での貸出業務は,単に資料の貸出し—回収—還架にとどまらず,それに伴うクイック・レファレンスサービスや,相互貸借の利用にまで範囲を広げて考えなければならない.
貸出方法・貸出記録方式は,それぞれの図書室の事情や休日・夜間を含めての利用者の状況を十分に考慮して,検討されるべきである.要は図書室の資料が,すべての利用者に公平かつ円滑に利用されること,また利用者が必要とする資料をあらゆる可能性を試みて正確に提供することが原則である.
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