現場訪問
柳原病院地域看護課 大沼和加子さんに聞く
本誌編集室
pp.604-605
発行日 1980年7月1日
Published Date 1980/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207200
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昭和26年診療所として東京の下町・足立区に開設された柳原病院(91床)は,地域に出ていく医療に積極的に取り組んでいるが,52年2月,専任で訪問看護を行う地域看護課を作り,日の出,旭,東,柳原の4町,人口3万人,一辺約2kmの三角形の地域を対象として訪問看護,往診を行っている.この地域は荒川と隅田川に挾まれた人口密集地で家内零細工場が多く,住民は低所得者層が大半を占める一方,いわゆる下町風で人情味がある.この街を白衣のまま自転車で飛び回り,街の人からも親しまれているのが,当院地域看護課の大沼さんである.現在,スタッフ3名で一人一日5〜6件,月200件の訪問を行っている.
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