新病院建築・26
市立伊勢総合病院の設計—自然と医療の調和をテーマに
相田 吉三郎
1
1田口設計事務所
pp.161-167
発行日 1980年2月1日
Published Date 1980/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207090
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はじめに
市立伊勢総合病院は,昭和32年伊勢市河崎町に鉄筋コンクリート造3階建,診療科目8科,病床数158床で建設された.その後に幾多の増改築を行いながら,地域住民の医療に多人な役割を果たしてきたが,ついに,その増築の余地もなくなり,施設も老朽化し,伊勢市10万市民はもとより,南勢地域(鳥羽,志摩,渡会郡)における中核病院としての医療サービスが図れなくなったため,今回の移転新築となったものである.
新施設は369床の総合病院と50床の精神病棟,50人収容の看護婦宿舎,そして,それらをサービスするエネルギー棟,共同汚水処理施設(別敷地)から構成されている.
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