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「医療における連携と調和」基調テーマに—第5回日本病院会学会
pp.963-964
発行日 1979年11月1日
Published Date 1979/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207022
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去る9月20-22日の3日間,秋田市・秋田県民会館で開催された第5回日本病院会学会では,「医療における連携と調和」を基調テーマに特別講演1,公開討論1,シンポジウム2,初めての試みとして教育講演4が行われ,一般演題も過去最高の180題を数え,連日好天に恵まれた秋田市は,約2,000人の病院関係者で賑わった.
初日(9月20日)第1会場は,開会に続き,看護の一般演題35が行われ,現在の看護の状況・問題点が把握されたところで,シンポジウム「基準看護をめぐって」(座長橋本寿三男氏・病研,兼田喜代子氏・全社連)が設定されていた.まず病院長の立場から前田豊吉氏(市立秋田病院),続いて看護部の立場から松沢孝子氏(神奈川県衛看附属病院),久保静枝氏(秋田脳研),赤岡茂子氏(筑波大),最後に事務長の立場から吉崎芳雄氏(厚生連)が発言した.各演者とも現在の基準看護の矛盾を述べ,具体的変革の時期であることを指摘,更に基準看護と付添の問題についても"家族"の積極的見直しなど発想の転換が必要と報告された.その後フロアからの追加発言として,森日出男氏(名古屋保健衛生大),斉田トキ子氏(東北公済病院),砂田美津子氏(阪大)が基準看護の考え方と試行錯誤の体験などを紹介した.
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