第9回日本病院学会総会講演抄録 一般演説
1.綜合病院における病棟の設計について,他
吉武 泰水
1
,
伊藤 誠
1
,
栗原 嘉一郎
1
,
野村 東太
1
1東京大学工学部建築学教室
pp.708-728
発行日 1959年9月1日
Published Date 1959/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201561
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最近建つた新しい病院の病棟を見ると,1つの階を1乃至2看護単位として,大抵は各階ほとんど同一プランをつみ重ねていわゆる病棟ブロツクを形作つている。すなわち設計としては比較的単純なくりかえしとして扱われている。こうした扱いは,配線,配管上下交通ルートなど建築的,設備的に有利な点が多いが,かといつていろいろな種類の患者に対して常に全く同じプランのくりかえしでよいはずはない。
病院の建設に当つては,いろいろな種類の患者に対応した病棟を準備するという意味で,次のような条件を考慮しなければならない。
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