新・病院建築・17
香川県立白鳥病院・津田病院—機能連携を目指す地域中核病院として
伊藤 誠
1
,
山本 忠司
2
,
坂東 茂
2
1千葉大学建築学科
2香川県土木部建築課
pp.429-434
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206866
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2つの県立病院
香川県には県立病院として高松市にある中央病院(本誌31巻12号,1972年11月)とひかり整肢学園ならびに丸亀市におかれた精神病院のほか,白鳥と津田の2病院がある.
最後の2病院は,1953年にそろって竣工した木造建築で,いずれも伝染病棟を併設していたが,それを除くと両方ともベッド数100床あまりの小病院であった.ところで,白鳥・津田の両町はいずれも県東部の大川郡に属し,しかも両病院の敷地はどちらも高松と徳島を結ぶ国道11号線沿いにあり,その間の距離はわずか10kmに過ぎない.
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