学会から
精神医療をめぐって—病院精神医学会総会・国立病院療養所医学会「精神神経部会」から
編集室
pp.1037
発行日 1978年12月1日
Published Date 1978/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206743
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開放化と地域活動
「開放化と地域活動」を基本テーマに,第21回病院精神医学会総会が,去る9月21-22日の両日,仙台市・市民会館で開かれた.今回は19回,20回総会の論議を踏まえ,二つのテーマ「開放化と地域活動」および「開放化に伴う諸問題」のもとに一般演題の報告とシンポジウムがもたれた.
「開放化と地域活動一地域活動を通して病院活動を考える」をテーマとした第1日は,一般演題の発表およびシンポジウムが行われた.一般演題では,病院は地域にどこまで出て行けるのか,開放化を進めるにあたって地域の側をどこまで病院に入れることができるのか,また両者の接点はどこなのか,などの問題に関連して,病院の開放化の具体的な事例,デイ・ケアの問題,院外の単身患者とのかかわり,保健所の精神衛生活動,郡山市の「あさかの里」の実践,沖縄の精神医療などが報告された.
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