読者の声
事務長の任務とは
津田 順吉
pp.825
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206668
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本誌7月号読者の声,林尚孝氏の「自治体病院の事務長は民間から」は有益な解説であった.5年ごとの評価もまことによく,ついでに院長の評価もそうありたいと思うが,現在の日本では誰が,すなわちどういう委員会が評価するのか,そこが問題となる.結局,林氏の教示は実行されないであろう.そこで私は別に思う.病院内の各種委員会がお互いに連絡をとり,助け合うしかない,と.各委員長は委員会を有意義にするように努力するし,各委員もそれを助ける.そして院長も事務長もこの委員会の結論を実行に移すように努力をするし,各職員も同様に結論の実行に努力する.要は病院全体がうまく話合いのできる体制にあること,一人の事務長にまかせきりにしない道をとることである.そしてそれよりも,院長も事務長も各職員同士のあいだの連絡係をやるべきだと思う.全員を仲良くさせるだけのやり方でよいのではないか.これなら誰でもできる.
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