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第15回日本社会保険医学会,盛会裡に終る
pp.85
発行日 1977年11月1日
Published Date 1977/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206389
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さる9月21日・22日の両日,香川県高松市・ホテル川六で開かれた「第15回日本社会保険医学会」(会長:近藤良一・社会保険栗林病院長)には,全国各地から800名近い会員が集まり,4つに分かれた会場はいずれも満員に近い盛況であった.一般演題が医学,看護,薬剤,栄養,事務・管理の5部門に分けられていることからもわかる通り,本学会は,医学会とはいっても社保関連病院の総合学会である.会場には女性の姿も多く,華やかさ,なごやかさを盛りたてていた.
特別講演として,"脳神経外科領域におけるCTスキャン"(松本圭蔵・徳島大教授),"いわゆる「自然増」について"(三浦大助・厚生省保険局医療課長),"膠原病の臨床"大藤真・岡山大教授)の3題が行われた.殊に「自然増」の講演では,20に及ぶ表にまとめた内外の統計データを資料として,その詳細な分析から自然増対策までが言及され,明快な論旨が多くの聴衆を会場に釘付けにしていた.
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