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医師確保対策など討議—第17回国保地域医療学会開かる
pp.30
発行日 1977年11月1日
Published Date 1977/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206371
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全国の国民健康保険関係者が一堂に会し,相互の研鑚を図ろうという「第17回国保医療地域学会」(学会長三宅和夫茨城県県西総合病院長)が,去る9月30日,10月1日の両日,水戸市の水戸市民会館で開催された.
昭和21年以来設置が進んできた「国保」関係の施設も,一般病院に劣らぬ施設もある一方,閉鎖されていく施設も全国ではかなり多い現況で,この学会には国保診療施設に勤務する医師や看護婦,保健婦のほか開設者や市町村の国保担当者など約900人が参加,危機的状況を反映して活発な討議が展開された.越山健二国保診療施設医学会長は「医療の近代化,高度化の進む中で,地についた活動と住民・患者中心の医療活動を忘れてはならないとあいさつ.開会式に続いて学会は,二日間に渡り,46題の一般研究発表,パネルディスカッション「国保診療施設の医師確保対策」(司会木下博栃木県南綜合病院長),シンポジウム「国保保健施設と健康管理センターとの関連」(司会吉沢国雄長野県佐久市立国保浅間病院名誉院長),および4題の特別講演と会員特別報告が行われた.
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