グラフ
「社会復帰」を目標に—人工透析に高い実積を示す 京都市・洛陽病院
pp.9-14
発行日 1976年6月1日
Published Date 1976/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205913
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多くの矛盾をかかえた現今の医療制度のもとで,150床以下の一般病院の多くは,転換を迫られているのが現実である.その危機の打開には,専門病院化への道が一つの方途であるといわれている,ここで紹介するのは,結核療養所として出発し,現在は人工透析部門に,50%の力をそそいでいる医療法人洛陽病院(院長山本寿氏)である.
京都市北部,京都国際会館よりさらに北方へ,京福電鉄の岩倉駅から徒歩で約15分,自然環境に恵まれた岩倉地区に洛陽病院はある.開院当時,付近一帯は田園地帯であったが,近年の都市化の波はここにも押し寄せている.だが,まだまだ閑静な地域である.
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