病院建築・67
県西部浜松医療センター
柴田 貞雄
1
,
内田 勝彦
2
1(株)内藤建築事務所社長室
2(株)内藤建築事務所設計部設計課
pp.69-73
発行日 1974年9月1日
Published Date 1974/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205441
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激しい変化を経験した病院
病院建築の考え方として‘成長と変化’が大きく取り上げられているが,ここに紹介する浜松医療センターは,その典型的なものと思われる.オープンシステムというバックボーンを貫きながら,経営主体や病院の性格・規模の変化が,これほど短期間に生じた病院は珍しいのではなかろうか,これは関係者の英断によるものではあるが,社会の移り変わり,住民のニードを今さらながら再認識する次第である.
この病院は,成長というより,衣替えしながら大きくなってきたといったほうが当を得ているかもしれない.最初は全国でも珍しい医師会病院として脚光をあび,次いで県西部の中核病院として大規模な整備がなされ,時をあけずに関連教育病院としての拡充が始まるという超スピードの発展である.
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