連載・3
病院における物品搬送設備の概要とその導入状況(3)
栗原 嘉一郎
1
,
中野 明
1
1大阪市立大学工学部建築学科
pp.79-83
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205331
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わが国における導入状況
はじめに
わが国においては1950年代後半になって,2・3の病院で小型の気送管装置が導入されたのを手始めに,次第に搬送設備が用いられるようになってきてはいるが,全般的には欧米に比してまだまだその導入率は低いと思われる.
そこで,その実体を知るために各種搬送設備の病院への導入状況の調査を行なった.以下,その結果を若干の考察を加えて紹介するとともに,現在のわが国としては最も機械化された搬送システムをもつ2病院について,その概要をまとめて紹介することとしたい.
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