連載・4
病院における物品搬送設備の概要とその導入状況(4)
栗原 嘉一郎
1
,
中野 明
2
1筑波大学
2大阪市立大学工学部建築学科
pp.93-97
発行日 1974年6月1日
Published Date 1974/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205382
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海外の状況
欧米諸国においては,搬送設備の病院への導入がわが国よりも早く(1940年代)から行なわれており,設備の開発もわが国より進んでいる.
筆者らの文献研究によれば,欧米における搬送設備の病院への導入はベルトコンベヤー・気送管装置に始まり,その後ボックスコンベヤー・ケースコンベヤーなどの開発とともに,いくつかの搬送設備を組み合わせた搬送のトータルシステムが考えられるようになってきたといえる.それと同時に現在では,わが国にはまだ導入されていないACT・アムスカーなどの,院内全体にその経路を延ばした大型の搬送設備を導入した病院の数も増加してきている.
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