第23回日本病院学会演題選
病院における賃金決定要素とこれからの賃金体系試案
落合 勝一郎
1
,
石山 稔
2
1聖路加国際病院事務部
2聖路加国際病院労務係
pp.11-15
発行日 1973年12月20日
Published Date 1973/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205202
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賃金体系と賃金決定要素
賃金管理には,個別賃金の公正さを維持することと,総額賃金の適正さを維持することの2つの面があるが,今後労働力不足,高賃金時代に直面するにあたって有能な人材を病院事業に確保し,定着させていくためには,公正な個別賃金決定方式を確立することが重要な課題の1つであると確信する.
公正な個別賃金を論ずる場合,水準と配分とに大別して考えることができるが,本論では,後者について述べることにする.賃金体系とは,まさにこの個別賃金を公正に維持するためのルールである.
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