医事業務あれこれ事例集・12
レセプト返戻および査定減に関する課員教育とその処理要領(2)
町支 義明
1
1名古屋第一赤十字病院医事課
pp.72-73
発行日 1972年12月1日
Published Date 1972/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204863
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前号からつづく
なお,これらのシステムと併行して業務関係の面についても,現在までいろいろと改善を加えてみた.
たとえば,当院のレセプト返戻理由のなかで最も件数の高いものに,該当者なし,記号と保険者名の不一致,保険者名不備,記号番号不備,というものがあったのでこれらの誤りを少しでも減少させるために,その発生原因を調査検討した.改善前には,中央受付部門新患業務の一部(カルテおよび会計カードの作成)を業務分散させ診療科の受付係に行なわせていた(理由としては,従来から当院では各科カルテシステムを採用している関係で医事課員を診療科の受付係として配置しているので,受付係を活用することにより中央受付部門の定員を節減することと,もう1つは業務量の均衡化をはかる目的があった)ため,受付係としては,再来の受付,カルテの抽出,患者の相談,諸法の手続き,電話応対などの業務をサバキながら合間をみて新患のカルテやら会計カードの作成をしていた.
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