霞ガ関だより
日本医療食協会の概要
H
pp.122-123
発行日 1972年7月1日
Published Date 1972/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204725
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医学の進歩とともに疾病構造も多様化し複雑となってきたため,医療食は治療の一環としての重要性をいっそう高めてきたが,病院などの給食の現状は,必ずしも患者の症状に適応した医療食が提供されているとはいいがたいのが実情である.一方,最近食品の保存技術,とくに冷凍技術が急速に進歩した結果,品質のよい冷凍食品が普及してきたという状況より,医療食への応用も検討される時期となってきた.
このような事情を背景として,医療食の改善のための調査研究,冷凍食品をも含めた規格基準の作成,安全衛生に関する試験・検査,病院への導入システムの開発研究,情報の収集などの事業を行なうため,財団法人日本医療食協会(東京都新宿区本塩町21 木田ビル内 電話357-8221)の設立許可申請が厚生省に提出された.
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