病院建築・41
新那覇病院の建築
守屋 秀夫
1
1芦原建築設計研究所
pp.85-89
発行日 1972年6月1日
Published Date 1972/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204694
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新那覇病院は沖縄の本土復帰と同時に開院したが,これは沖縄に対すろ本土政府の援助業務の一環として,沖縄の医療施設の拡充と医療関係技術者の確保をはかる目的で建設されたものである.その基本構想に盛りこまれた病院の性格は,次の諸点に要約される.
1)パラメディカル技術者養成のために,琉球大学に保健学部を新設し,その教育病院として,隣接の保健学部教室と一体となって機能する. 2) 地域の包括的な医療の中心機関として,保健所その他の機関との協調をとり,グループ活動を行なう. 3)離島を含む救急体制に貢献する. 4) 新卒医師・開業医師などの後教育,研修について,中部病院との協調のもとに,必要な役割を果たす.
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