検査室の窓から・3
研究検査部の誕生
冨田 重良
1
1兵庫県立尼崎病院研究検査部
pp.90-91
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204609
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現在尼崎病院の検査部門は研究検査部とよばれているが,この名前は事情を知らない部外者には理解されにくいものらしく,学会発表の折など,中央検査部とか臨床検査部などまちがえて記載されることが多い.この研究検査部なる名称は,研究検査科が部に昇格してつけられた名前であって,部内には診療部の各科に相当する血液,生化学,生理,細菌,血清,病理,アイソトープの6検査室が設けられ,診療部,事務部と並ぶ大きな組織になっている.検査部門がこのように大きな組織になっている病院は他に例が少ないと思われるので,その成立のいきさつについて触れてみたい.
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