人
東大教授・付属病院中央手術部 高木忠信氏
都築 正和
1
1東大中央手術部
pp.18
発行日 1972年2月1日
Published Date 1972/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204565
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昭和30年7月に全国に先がけて東大病院に中央手術部が設けられた.高木先生はその数年前の準備時代から一貫して中央手術部の企画と立案に中心的役割をになわれ,発足後も専任副部長として陣頭に立って運営にあたってこられた.中央手術部の運営には各科から出された手術目標をうまく配分して,看護婦や医療技術者に働きやすい環境を作り出すとともに,手術部の建物や機械設備をup to dateのものに改善していくことが必要である.
これらサービス機関としての機能に加えて,過去十数年の経験から高木先生は手術部として行なうべき研究と学生教育がぜひ必要であるというお考えで,新しい学問——手術部学——を提唱しておられる.昭和46年4月当部に専任教授職がはじめて認められたのも先生のこれまでのご苦心が実を結んだものである.
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