第21回日本病院学会一般演題抄録 第3日5月22日(土)
一般演題44-71
第11群 薬剤管理—演題51-54
二宮 英
1
1国立名古屋病院薬局
pp.85-89
発行日 1971年9月25日
Published Date 1971/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204451
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51.散剤の配合変化の追試とフィルム分包と手分包の比較
聖隷浜松病院薬剤科 鳥居暁 山本敏博
昨年秋の薬剤師国家試験に配合変化についての問題が出たが,追試したところ解答と違う結果が出た.配合変化といわれているものでも,単に言い伝えられただけのものもあるし,特別な場合のみで配合禁忌だと断定されている場合もある.したがって従来配合変化をすると言われているものでも,むやみに避けて患者の負担を増すような事はせず,薬剤上の検討を加えて判断するようにしければならない.
薬剤の配合変化は,保存中における温度・湿度が主因であり,変化を起こす第一段階であることが知られているにもかかわらず,最近の調剤業務は,かなり機械化されているとはいえ手分包作業もなされている.
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