救急医療に関する研究・6
救急室の人的組織について—救急機構調査(4)
岩本 正信
1
1東北大学病院管理学教室
pp.60-64
発行日 1970年12月1日
Published Date 1970/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204186
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原素行氏が昭和34年に行なった調査1)によれば,救急室を有する72病院のうち担当者人員構成のあるものは(73.7%)の高率を示すが,ここにいう人員構成とは専任職員の配置を行なうものはほとんどなく,せいぜい看護婦の配置,あるいは兼務などであることと想像される,との報告があるので,本調査においては‘救急患者のための救急室勤務者’について兼任・専門の別を明らかに回答を求め,救急室の人的組織について究明することにした.したがって,救急室を救急患者以外の目的に使用する場合の勤務者は除外した(救急患者以外の目的に使用する救急室については,本誌第29巻第9号‘救急医療に関する研究・3’を参照されたい).
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