研究と報告【投稿】
眼科外来における職員の業務分担と人員構成についての考察
津田 このみ
1
1虎の門病院眼科
pp.97-99
発行日 1970年4月1日
Published Date 1970/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203940
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はじめに
虎の門病院は昨年5月で開院以来10周年を迎えたが,その間に眼科も患者数が増加し,診療内容も複雑になってきた.したがって,開院当初の眼科外来における職種は医師・看護婦・看護助手のみであったが,これ以外の職種の必要性を生じてきたので,逐次その必要度に応じて新しい専門業務を受け持つ職員を導入してきた.
現在,眼科検査士・眼科写真技師などを新しい職種として眼科外来診療体系の構成人員に加えつつある傾向は世界的な趨勢であるが,本邦においては,まだごく一部の病院においてのみ実現しているにすぎない.当院眼科において今日のような人員構成となってきたのは,当院の眼科における業務内容の複雑さが多分に影響していると考えられる.
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