座談会
中小病院のかかえている諸問題
竹沢 徳敬
1
,
大羽 喜雄
2
,
久ノ坪 清
3
,
辻 信
4
,
森 日出男
5
1総合病院堀川病院
2大羽病院
3大阪市立城北市民病院
4日本専売公社京都病院
5国立京都病院眼科
pp.93-103
発行日 1970年2月1日
Published Date 1970/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203889
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赤字に苦しむ
司会 本日はお忙しいところをお集まり願いましてすみません.今日はひとつざっくばらんに,大病院と中小病院の,あるいは公的病院と私的病院のあり方,また管理の面での差といったことでお話をしていただきたいと考えております.
と申しますのも,日本における病院といわれるものの中で,100床病院が70%近い数を占めていますし,病床数からみても,日本の全病床数の約半数以上が200床以下の病院のものである.しかも患者数と医師・看護婦数のバランスその他人的構成の問題,さらには部門別にみる原価構造あるいは運営経営に対する考え方等々,相当の差がみられることも事実なんです.
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