特集 病院経営と薬剤
座談会
薬は使われすぎていないか
石原 信吾
1
,
久保 文苗
2
,
名尾 良憲
3
,
水野 肇
,
守屋 博
4
1虎の門病院事務部
2関東逓信病院薬局
3都立豊島病院
4順天堂大学付属順天堂医院病院管理部
pp.54-63
発行日 1969年8月1日
Published Date 1969/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203709
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医師が病気を治すのではなく,薬が効いたから病気が治る……
患者の薬への信頼はかくも高まり,たくさん薬を与える医師が評判をかちえる.一方,病院収入のうち薬剤費の占める比率もますます上昇し,作為的な様相すら帯びてくる.‘病気と病人’という原点から,今一度,薬がどう使われているのか,厳密な検討を加えてみる必要はないだろうか.
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