ホスピタルトピックス 特殊病院
フランスの精神科医師数
鈴木 淳
1
1病院管理研究所
pp.92
発行日 1968年11月1日
Published Date 1968/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203503
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どの先進国でも医療全体のなかに占める精神疾患の比重がたかまり,今世紀をl'Ere psychiatriqueとよぶ人たちさえみられる。フランスでもこの流れの枠外ではない。調査によると,フランス学生の30%がなんらかの臨床心理的問題をもっており,フランス人の身体疾患罹患者の50%が心理的または精神医学的治療を必要とするとされている。身体医学ばかりでなく,一般社会もまた臨床心理・精神医学的知識を求めることが頻繁になってきている。
この需要の増大に対して,精神医療担当者の養成が先決問題である。Information psychiatrique Vol. 44,N°5はフランス精神科勤務医連盟(しいてわが国に相応する団体をさがせば精神鑑定医の集まりに相当する)は現状をつぎのように分析している。
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