特集 病院医事業務のすすめ方
外来診療費の管理方式
加藤 雄二
1
1河北病院医事課
pp.19-25
発行日 1968年10月1日
Published Date 1968/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203468
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はじめに
病院というものは,企業体であるか否かは別として,有機体であることは論をまたない。一般企業体に比べ,病院には多種多様の職種が存在しているが,それぞれの職種が有機体的結合をしてはじめて病院の機能を発揮しうると考える。
一般企業においてのサービスは,通常収益を増大させるための一手段であるとの感が強いが,病院におけるサービスは,公共性により与えるのみでなければならないと考えられている。病院業務の中で対立する要素として患者サービスと採算管理があり,医事業務に従事する者に課せられたものとして,この両者を調和させつつ病院機能を最大限に発揮させるための潤滑油的存在でなければならないことがある。
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