今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス
体外受精の準備
3.プログラム
2)外来方式
井上 正人
1
1東海大学医学部産婦人科
pp.969-971
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902204
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●はじめに
体外受精・胚移植(IVF-ET)における最近の進歩は何と言っても手技の簡便化である.超音波を用いた経腟採卵法の開発により,煩雑な腹腔鏡下採卵はもはや過去のものになった.また,GnRHアナログを加味した卵巣刺激法により,卵胞発育のモニタリングも大幅に簡素化された.Pre—mature LH surgeの心配はなくなり,入院して経時的にLHを測定する必要もなくなった1).HMGの注射開始日を調節することによって,休診日を避けて採卵することも十分可能である.IVF-ETは名実ともに外来レベルの診療になったといえよう.われわれは1988年6月より,IVF-ETはすべて外来ベースで行っている.
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