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編集主幹ノート
吉田 幸雄
pp.100
発行日 1968年10月20日
Published Date 1968/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203463
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この特集号を手にして,春の学会を思い浮かべると同時に,昨年らい違った病院学会に出席しての感慨があります。昨年夏はChicagoの第15回国際病院学会(International Hospital Congress)に出席,その秋は第5回日本病院管理学会会長をつとめ,そしてこの第18回日本病院学会に出席というわけです。
国際病院学会は正味4日間で,わずか4つのテーマにしぼり,午前午後とこれを攻めあげる集中攻撃型であり,そしてそれらは,たしかに重要問題で,進歩の方向を示すものです。しかもそれは進歩の最尖端をいくもので,その尖端は尖端として認めるべきかどうか,各国から批判されます。後進国にとってはいささか気の毒な気もしますが,今後のゆくべき方向を定めるについて教育的であることに違いありません。
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