特集 病院経済の現状
病院設備投資の実情
長谷川 勲
1
1厚生省医務局国立療養所課
pp.44-48
発行日 1967年9月1日
Published Date 1967/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203165
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最近のわが国の病院病床は,逐年約4万床増加しており,このほか既設の木造老朽化病院の近代化も進んでいる。したがって,この陰には建物,設備,医療機械などに巨額の費用が支出されているものと思われる。
かりに,新設,増床について1床当り6坪の建築が行なわれ,坪当り15万円を要したものとすれば,360億円が投下されていることとなり,このほかに,医療機械器具,看護用・厨房用・洗濯用などの機器をはじめ,医師住宅,看護婦宿舎などの付属施設の整備事業費があり,さらに国立,地方公共団体立,その他の改築が大巾に行なわれている現実を考えると,42年度には1000億円以上の経費が投入されるものと考えられる。
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