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病院給食業務の合理化についての一考案—パートタイム制採用
酒井 清澄
1
,
金 ミヤ子
2
1岩手県立磐井病院
2岩手県立磐井病院給食科
pp.51-53
発行日 1963年3月1日
Published Date 1963/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202077
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最近病院の運営管理の問題がやかましく其重要性が認識され多くの病院において機構および制度の改革が行なわれ着々と実績をあげられていることは周知のことであります。
唯給食部門は業務の特殊性に基づき其労務管理には未だ充分に研究されず合理化されない点が多い。然し時代と共に業務のあり方についても色々と論議されるようになり長い年月陽のあたらない職場であり特殊な職場(即ち入々が祝祭日として休むような日は行事食を拵えるために特に忙がしく,又朝は早く夜遅くというような長時間拘束された労働の仕方をしなければならない部門)として自他共に感じ,ともすれば非科学的に惰性的な労働におちいりたがるのを職務の自覚知識の向上,技術の錬磨を図り,又病院経営の片すみに賄いとしておかれていたものが各種の労働問題がとりあげられると共に近代的な感覚の中に浮び上り,問題視されるようになった事は非常な進歩といわなければならない。
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