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病類別入院期間の統計的指標と分布構造の分析
一條 勝夫
pp.631-638
発行日 1959年8月1日
Published Date 1959/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201548
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患者について全治なり軽快なりに至るまでの治療期間を予測することは,診療にたずさわる医師であれば常に行つていることであろうが,実際にあたつてみると,患者の体質や疾病の軽重などの個人差や,医療の条件なども影響して,なかなか正確を期すことがむつかしいようである。
元来が疾病は千差万別で,医療の効果も主治医の予測しかたもいろいろであろうから,たとえ診断があやまりなくついたとしても,予測した治癒期限というものはその場その場にしか通用しない大まかな見当といつたものに過ぎないのであろう。
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