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入院事務管理
角田 信三
1
1中日病院
pp.441-447
発行日 1959年6月1日
Published Date 1959/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201523
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序言
患者が入院受付を終りある治療期間を経て退院迄の期間,院内では各種各様の書類,伝票が交錯し,ともすると複雑重複した事務となり易い。殊に社会保険施策の進展にともない保険関係事務処理が,これに拍車をかける現状は病院管理者の頭を悩ます問題である。
200〜300の病床を抱える大病院では相当数の人員で事務処理をすることが出来るが,病床100程度の中級病院では余裕ある人員配置も出来ず,圧縮した人員配置で処理しなければならないのが現状である。この現状を打破する施策としては,文書規格の改善,事務の流れの改善適正な事務負担に依る外なく,特に文書規格の如何によつては,事務複雑化の難をまぬがれないものであり,簡潔に要を得た事務処理を実施したいもので,また大病院にも通ずることである。
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