特集 農村病院
農村病院としての佐久総合病院の活動—その地域活動の特殊性
若月 俊一
1
,
飯島 貞司
1
,
船崎 善三郎
1
1長野県佐久総合病院
pp.291-296
発行日 1959年4月1日
Published Date 1959/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201497
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I.農村病院として--その環境と内容
佐久総合病院は,信越線の小諸駅から,高原列車と呼ばれる小海線に乗りかえて,約45分,三反田駅で降りて,徒歩で約10分。千曲川上流の岸べに建つている。この川に沿つて南方の山岳地帯にむかい,佐久平のまさに尽きんとする所に,この病院の所在する南佐久郡・臼田町があるが,ここはもともと人口4,000。一昨年近隣の3カ村を合併しても現在17,000という小さな町。海抜約700メートル。北に浅間山,南に八ガ岳を望んで,病院はシラカバとカラマツで囲まれている。
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