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伝票制度の檢討と補遺
今村 栄一
1,2
1病院管理研修所
2国立東京第一病院
pp.15-22
発行日 1955年9月1日
Published Date 1955/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200998
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病院会計の合理化の手段として伝票制度が最も適したものであると考えられ,その具体的な方法については先に,守屋,染谷,三沢の3氏の研究の結果が「病院」9巻4号に発表された。これは国立東京第一病院において昭和28年より実行に移して現在に至つているが,伝票制度の体系立つたものとしてしばしば引用されているものである。
しかしながら何事によらず考を実行に移すにあたつては,細部の実施にさらに取りきめを要したり,予期されなかつた点も現われたりするものであつて,権威ある3氏の研究になる伝票制度についても解説を要する点がみとめられるようである。そこで現実におこる問題を検討し,伝票制度を円滑に実施する上に必要と思われる点を補つてみたいと思う。
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